仏教の無量寿経に説かれている浄土の有様にある空にはいろいろな楽器が飛遊し、奏する人もいないのに妙音を発しているのだそうです。この曲はその様子を表現したものと言われます。花輪ばやしは仏教の影響が強く見られ、これっらの曲は浄土教が盛んだった平安期の貴族が作曲、雅楽的なものが土台となっているものと思われます。本来なら「うげんきょう」と記すべきなのかもしれません。本来の文字がわかっていないので、有驗京」とも書かれていることがありますがこれは花輪ばやしの京都移入説から発生した文字だろうと見られます。
★六日町・組丁の得意曲